胃を小さくする方法が知りたい。断食するしかないのかな?

食事
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こんにちは!50代の崖っぷちダイエッタートド猫オカンです。

みなさんも経験あると思うんですけど、例えば熱を出したりお腹を壊してご飯がしばらく食べられない状態が続くと「胃が小さくなった」ように感じることってありますよね。
体調が回復してからご飯を食べようと思っても「あれ?」って思うほど食べられない。
で、これはいいぞ!このまま「胃が小さい」状態をうまく保てば楽に痩せられるかも~とかね、どうしても期待というか夢を見ちゃいます。

だけど現実はそんなに甘くはなくて、何日か経てばまたすぐに食欲が出てきてあっという間に「胃が大きく」なってしまう。
…ように感じる。

そう、実はそう感じるだけなのです。
仲良くしていただいている消化器専門のお医者さんに聞いてみたところ、「内視鏡や胃の手術でこれまでたくさんの人の胃を見てきたけれど、どの人の胃もそんなに目でみた大きさは変わらない」と言うのです。
もちろんたくさん食べると一時的に胃は大きく膨らみますが、食べ物を消化して空っぽになったらまた元のサイズに戻るのだとか。
ゴム風船のように膨らんだり縮んだりはするものの、筋肉なのでゴムと違って伸び切ってしまうことはないようです。

ヨカッタ・・・

太りすぎでズボンのゴムは伸び切ってますわね

じゃあ何故しばらく食事をしないと「胃が小さくなった」ように感じてあまり食べられなくなってしまうのか。

これは、実は胃の機能を縮小するよう脳が判断しているからなのだということです。
人の体はとても合理的に出来ているので、少量しか食べ物を消化する必要がない状態が続けば、脳はそれが「適切な量」と判断し、満腹中枢を刺激して食べることをストップさせるのです。
たとえば、何かの製造工場でも忙しい時期には人を増やしてフル回転させますが、ヒマになると人を減らして調節したりしますよね?
そうすると、いざ急に忙しくなってしまうと対応できなくなるというわけです。

逆にたくさん食べていると、だんだんそれが普通の状態になってしまい、「まだまだ行ける!」と脳が判断してなかなか満腹だと認識できなくなってしまうのです。
つまり、「胃が大きい小さい」というのは、実際には脳の「満腹中枢」がストップをかけるまでの時間の長さということになりますね。

ちなみに、「満腹中枢」が働くのには食事を始めてから20分程度が必要と言われています。
満腹中枢が働き始めるまでにたくさん食べてしまうと食べすぎに繋がるわけです。

ただ、脳はとても複雑な働きをしますので、必ずしも

食べた =「満腹中枢」が刺激されて食事ストップ

というわけにはいかないようです。

たとえば何か大きなストレスを感じていると、どれだけ食べても精神的に満たされず、常にお腹が空いているように感じてしまったりします。
また、たくさん食べているようでも、カロリーが低くて栄養価も低いものばかりだと、一時的に満腹を感じても、脳が「これでは栄養が足りない」と判断して「空腹中枢」の方にスイッチを入れてしまうのです。

私にもこれは思い当たります。
一時期食事代わりに「こんにゃくゼリー」をよく食べていたんですけど、これ一時的には満腹になるんですが、何故だかまたすぐにお腹が空いてしまっていたんです。
これも脳が軽い「飢餓」状態を感じていたせいだったんですね。

そんなわけで、「胃が大きくなった」状態にならないよう、脳の満腹中枢をうまく刺激して食べすぎを防ぐコツを調べてみました。

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野菜、スープ類から食べる

よく言われることですね。
これは決してサラダやスープでお腹をいっぱいにしてしまうことが目的なのではなく、食事全体を通してゆっくり食べるためにまず行うことなので、山盛りにしたサラダを食べるなどといった特別なことはする必要はありません。

噛みごたえのあるものを用意してよく噛んで食べる

柔らかいものはよく噛まずに飲み込むことが多くなるので、根菜類とか肉類とか、ご飯なら白米より玄米にするとか、なるべく噛む必要のあるものを選ぶのが良いです。
「よく噛んで」と言われても、噛む必要のないものを何回も噛むのはなかなか難しいです。
「よく噛む」ために一口食べたら箸を置いて、なんて言われたりもしますが、そんな面倒なことをしていたら食事が楽しくありませんよ。
それよりも時間をかけて噛む必要のあるものを取り入れるほうが手っ取り早いです。

食べる分だけ盛り付ける

私たちの年代では、食事を残すことに抵抗のある人が多いと思います。
たくさん盛り付けてしまうと、それを食べてしまうまで食事を終えることができなくなります。

とはいえ、あまりにちょっぴりだとなかなか満足できなくて結局「あともうちょっと」と更に食べてしまうことになったりします。

これに関してちょっと面白い話があって、小さい子の好き嫌いをなくすひとつの方法なんですけど、たとえばホウレン草が嫌いな子がいたとしたら、まずはその子のお皿にホウレン草をどさっと盛り付けるんです。
するとその子は当然「食べられない」と言います。そしたら、そこからガサッと一度にたくさん減らすんです。そしてほんの一口分にしてやると「こんなに少なくていいのなら」と頑張って食べられたりするんです。

その逆パターンで、最初にほんのちょっぴり盛り付ける。
そして、それを確認してからふつうに食べる量を盛り付けます。
すると、「ものすごくたくさん増えた」ように思って満足感が得られます。
単純なことのようですが、意外に効果がありますよ。

大皿料理はやめる

うちでは個々に盛り付けるのが面倒だし後片付けも楽なので、以前は大皿に一度に料理を盛り付けて各自で取り分けて食べることが多かったんですけど、これをすると自分の食べた量が把握できなくなります。
自分ではそんなに食べてないように思っても、気付くとびっくりするぐらい食べてしまっていることになってしまいがちです。
大皿から取り分ける料理にする場合は、自分の分は食べる量を一度にお皿に取ってしまい、それ以上お代わりはしないようにするといいと思います。

小さめの器を使う

お茶碗もそうですし、お皿もそうです。
小さい器にいっぱい盛り付けると「たくさん食べた」と思って脳が満足します。

栄養バランスを考えたメニューにする

○○だけを食べるダイエットってたまに流行ります。
「りんごダイエット」とかありましたよね。
でも、それが結局続かないのは、栄養が足りていないと脳が「危機感」を覚えて「飢餓」状態に備えるようになってしまうからです。
その結果、「まだ何か足りないぞ」と脳が信号を出し続け、いくら食べても「満足しない」という状態になるわけです。

三大栄養素って家庭科で習いましたよね。
炭水化物・たんぱく質・脂質の3つです。
これにビタミンとミネラル、更に食物繊維を加えた六大栄養素が人の体には必要だと言われています。

ごく当たり前のことのようですが、これらをバランスよく摂ることが、結局は「食べすぎ」を防ぐことになりダイエットに繋がるのです。
○○だけを食べるとか、逆に○○を全く摂らないとかは、短期間では良いかもしれませんが、長期的に見ると体に悪影響です。

何かひとつのものだけをお腹いっぱい食べても、脳は「栄養が足りないぞ」と信号を出し続け、そのうち何をどれだけ食べても満足しないようになってしまうのです。
あるいは何かひとつの栄養素が欠けた食事を続けることもまた同じです。
私は以前「炭水化物抜きダイエット」をやりましたが、結局続かなかったのは、そういう側面もあるのだと思います。

結論

断食ダイエットってありますよね。
あれについては賛否両論ありますが、少なくとも「断食をしたら胃が小さくなる」ということはないということがわかりました。
少量でも満腹中枢が働くので一時的に「胃が小さくなったように感じる」ということですね。

色々調べていて思ったことは、結局

満腹=満足

なのだなということ。
脳が満足しなければ、いくら食べても満腹にならず、なってもすぐに空腹になるというわけです。

少量でも満足できる栄養バランスを考える
噛み応えのあるものを取り入れる

このあたりが肝心なのだなぁと思いました。

自分の食事の栄養バランスがよくわからないという人は、「あすけん」というサイト(アプリ)がとても便利ですので是非一度お試しを。

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