こんにちは!崖っぷち50代ダイエッターのトド猫オカンです。
先日、オカンはタニタの体組成計を新しく購入しました。
それで、体重や体脂肪率、基礎代謝などはしっかり計測できるようになったのですが、ただ1点だけどうにも腑に落ちない数値がありました。

なんか筋肉量だけめっちゃ多い・・・
そうなのです。
オカンは体脂肪率がオドロキの48%もあるので、当然筋肉量は少ないだろうと思っていたのです。
なのに、何故か筋肉量が40kgもあるのです。
判定は「多い」・・・。
なんで??
それっておかしくない??
と思ったので、直接タニタさんに問い合わせてみました!
タニタ体組成計の筋肉量表示について
タニタさんからの回答は以下のような感じでした。
1.タニタの筋肉量は、体重から体脂肪量と骨量を引いたものになります。何故なら、骨格筋も心臓も呼吸筋も消化器官もすべて筋肉で出来ているので、体脂肪と骨を除けば、すべてが筋肉と言えるからです。
2.他社では、除脂肪体重を2で割ったものを「骨格筋率」として表示するものもあるようですが、この方法には根拠がないため、今のところタニタでは採用しておりません。
筋肉のうち、体を動かす働きをする筋肉のことを「骨格筋」と言います。我々が一般的に言うところの筋肉がこれに当たります。そしてこの「骨格筋」が体に占める割合を「骨格筋率」と言います。
うーん・・・
確かに単純に除脂肪体重を2で割って骨格筋率というのも厳密に言うと正しくはないかもしれませんが、体組成計を使う人が本当に知りたいのって、内臓も血管も筋肉とかいう「学術的な数値」じゃなくて「骨格筋」の筋肉量や筋肉率なんですよね。
体の中で、脂肪を除いた筋肉・骨・内臓や水分などの総重量のことで、LBMとも言います。
LBMはLean Body Massの略です。
で、一般的には、除脂肪体重の半分が「骨格筋」の筋肉量とされています。
※以下、「筋肉」とだけ書いた場合、「骨格筋」を指すこととします。
筋肉量と筋肉率の計算方法
つまり、計算式はこうなります。
※おおよその数値です。
たとえば、身長160㎝・体重70㎏で体脂肪率が45%の場合だと、
体脂肪量・・・80㎏×0.45=36㎏
除脂肪体重・・・70㎏-36㎏=34㎏
筋肉量・・・34㎏÷2=17㎏
筋肉率・・・17㎏÷70㎏=約0.24
というわけで、この人の筋肉量は17㎏、筋肉率は24%ということになります。
ちなみに、筋肉率というのは体の中を筋肉が占める割合のことなので、パーセントで表示されます。
一般的に、この数字が大きいほど筋肉質と言われますが、実は単純に筋肉が多ければそれだけで良いというわけでもないのです。
筋肉質ってどういうこと?
一口に筋肉と言っても、その質は色々です。
筋肉には「筋線維」そのものの他に、水分や脂肪なども含まれます。
この「筋線維」が太くて密になっていて、水分や脂肪などの割合が少ないほど「筋質が高い」と言えます。
逆に、いくら筋肉の量が多くても、「筋線維」が細く、その他の組織が多い場合、質の高い筋肉とは言えないのです。
このように、筋力には「筋肉量」だけではなく「筋質」も深く関わっています。
「筋質」は運動によって「筋肉量」よりも早く高めることができるので、その効果が目に見えればモチベーションも高まります。
実はタニタには、この「筋質」がはかれる体組成計があります。
お値段はそれなりにしますが^^;しっかり筋質もはかりたいという場合は検討してみるといいんじゃないかと思います。
まとめ
「タニタの体組成計、筋肉量表示がおかしくね?」という疑問から、筋肉について色々理解することができました。
おおざっぱにまとめると、タニタの標準的な体組成計の場合、表示された筋肉量を2で割ればだいたいの骨格筋の筋肉量が割り出せるのかなと思います。
そして、その骨格筋の筋肉量を体重で割れば筋肉率がわかるかと。
ちなみに、オカンの場合、現在の筋肉率はたったの24%。
50代なら30%はないとね・・・。
体内年齢73歳というのもうなづけます・・・。
というわけで、体重を減らすと共に、もっと筋肉を鍛えて量と質を高める努力をしたいなと思います。
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