炭水化物抜きダイエットを1ヶ月間続けたら10キロ痩せました

デブよもやま話
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こんにちは!崖っぷち50代ダイエッターのトド猫オカンです。

今を去ること20数年前、一世を風靡したダイエット本がありました。
これを読んでいる方の中にも、ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
「あなたは永久に肥満から解放される」というタイトルの本です。

検索してみたらまだ中古本の購入は可能なようですが、個人的にはあまりオススメしたくないのでリンクは張りません。

当時30代の私は、長男を出産した後の体重が戻らず、なんと65キロにまで達してしまっていました。
独身時代の私の体重は45キロでしたから、20キロも太ってしまったことになります。

当然

「なんとしても痩せなきゃ!」

ととても焦っていました。

そんな時に、この本の宣伝チラシが偶然我が家に舞い込んできたのです。

その当時はインターネットなどもなく、ダイエット情報も本やテレビから得るしかない時代でした。
しかもその本の値段はなんと1万円…。
でもこの本の内容を正しく実践すれば誰でも必ず一生肥満とおさらばできると書いてある…。
本当に痩せるんならやってみたい。
そんな思いが日に日に強くなっていきました。

ただでさえ子育てでお金のかかる時期の1万円は正直なところとてもキツイ出費です。
ですが、逆に言えば「お金をかけたのだから絶対に痩せてやる!」というモチベーションにも繋がると思いました。
それで、一大決心をして、夫に「必ず痩せるから」と約束してその本を購入したのです。

「あなたは永久に肥満から解放される」は、端的に言えば「炭水化物抜き」ダイエットです。
炭水化物が含まれるものはたとえ野菜でも一切食べてはなりません。
と同時に、水を大量に飲み、減塩もします。

お水は一日にたしか1.8リットルぐらいを8回に分けて19時までに飲みます。
うろ覚えですが、そのほかには生の人参を1本と、リンゴかグレープフルーツなどのかんきつ類を1個、プルーン3つかレーズンを大さじ1ぐらい?と生のセロリかきゅうりを2本は毎日必ず食べる。
ごはんやパン、麺類は一切禁止。当然お菓子も禁止。
でもたんぱく質は(脂身を避ければ)好きなだけ食べてよい。

こんな感じだったと思います。
※正確な情報ではありませんので絶対にマネはしないでください。

私は白米やお菓子類にはそこまで執着はないんですが、とにかく麺類が大好物なので、これらが食べられないのはかなりストレスでした。
毎日、生のにんじんときゅうりを食べる私を見て、夫は「うさぎみたいだ」と笑いました。

そのダイエット中に一度友人の家に遊びに行く機会があったのですが、道中もずっとお水を飲んでいたため、友人宅に着くとすぐに
「トイレ貸して!」
とお願いするハメになりました。大量のお水が入ったペットボトル片手にそんなことを言う私を見て、きっと友人は呆れていたと思います。

そして「炭水化物抜きダイエットをしている」と言う私に、その友人は
「極端なことをするのは危ないよ」
と忠告してくれましたが、当時はその本の完全なる信者になっていた私は一切聞く耳を持たず、友人がせっかく作ってくれたご馳走も、炭水化物が含まれるものは口にせず仕舞いで、今から思うととても失礼なことをしてしまったなぁと反省しきりです。

家族でお弁当を持って遊びに行ったときも、私だけ「にんじん・きゅうりサラダと茹でた肉や魚」のお弁当でした。
子どもが食べているおにぎりが本当に美味しそうで食べたくてたまりませんでしたが、ぐっと我慢しました。

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私が何故そこまでその本のダイエット法に忠実だったかと言うと、やはり「失敗してはせっかくかけたお金がムダになる」という気持ちが大きかったと思います。
でもそれ以上に、そのダイエット法で確かに目に見えて体重が減っていくという効果があったからなのです。

1ヵ月後、私の体重は65キロから55キロまで減少していました。
そう、たったの1ヶ月で10キロも痩せることができたのです。
もう少し頑張って続ければ、そのうち独身時代のように40キロ台まで戻すこともきっと可能だったでしょう。

ですから、「炭水化物抜きダイエット」に効果はあるのか?と問われれば、「確かにある」と私は答えます。
ただしあくまで「一時的に」です。

そのダイエット本では、目標体重まで到達したら、その後はゆるやかに「炭水化物を減らす」食事法に移行して今の体重を維持しましょうと言っています。
たとえば、食パンなら1枚まるまるではなく半分だけ食べるとか、そんな感じです。

それを読んで、55キロまで体重を減らした私は油断しました。
ここまで来れたら目標まではあと少しだから、炭水化物は完全にやめるのではなく減らす方向にシフトしよう、と。
こんなに頑張れたんだから、これからもきっとゆるやかに続けていくことが出来る、なんて。

甘かったです。

普通の人はそこまで意志が強くないです。
ましてそれまでずっと食べたいものを我慢していたのですから、たとえ少しでも「解禁」となれば、あっというまに「食べたいだけ食べる」生活に逆戻りしてしまいます。

そうです。

気がつけば、私はあっという間にリバウンドし、2人目出産後は坂道を転がり落ちるように更なるデブへの道を突き進んでいくことになるのです。

 

現在の体重は、なんと80キロ。

いったい何をしたらそうなるのか。

答えはこうです。

 

何もしなかったから。

 

これから「炭水化物抜きダイエット」や「糖質オフダイエット」にチャレンジしようとしているあなたに問いたい言葉があります。

「その食生活、一生続ける自信ありますか?」

なければやめておいた方が得策です。

「大丈夫!完全にやめるのは一時だけだから」

なんて思っていませんか?

「炭水化物抜きダイエット」でリバウンドしてしまう人が後を絶たないのは何故か考えてみてください。
人は弱い生き物です。
禁止されていたことが解禁されたらどうなるか…。

「少しだけだから大丈夫」

すべてはその積み重ねが招いた結果なのです。
そして「炭水化物抜きダイエット」のリバウンドで怖いのは、筋肉が減って基礎代謝が下がり痩せにくい体質になってしまうことと、メンタル的にも「抑制」が効きにくくなってしまうことです。
その結果前より更に体重が増えてしまうことになりがちです。

以上は私が身を以って体験したことです。

これらの反省を踏まえて、50代の今は無理せずゆっくりダイエットを心がけています。
「何かを抜く」マイナスダイエットではなく、「少し歩く」「食物繊維を多くとる」などのプラスダイエットで楽しくダイエットを続けたいと思っています。

※記事中の画像は
なのなのなさんによるイラストAC
からのイラストです。

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